• 検索結果がありません。

1996年度(平成8年度) | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "1996年度(平成8年度) | 資料集 | 大分県産業科学技術センター"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成畠年度 研究報鷺 衷分熟慮猿科学績締センタ皿

包埋苗造林をこおける苗保護財をこ関する研究

一議ギ樹皮を利用した包埋孝子(シー㌍。ポール)の開発(策2戴きⅦ

大内 成司*。読本 信義**

* **

材料開発部・大分県林業試験場

ミトこ√f ニ′

、、モ、㌍、−、!3J こト.・!_† 、丁㌻・こご対ご汁、て、王R㌘ r て−、:「Ⅴて、i 主l 盲ざPl ごl て:l s

−C㌻e盈息旦on of Seed一芸a旦且s びs ei 喝玉a㌘監of S喝i (物£躇e㌘J 盈ゴ如郎j だ盈D。恥n)(㌘亀㌢七2ト

J ohj i OUCH王*き恥buyos i 王S甜OTO**

* **

習at er i al D

evel opm

em

t D

evi s i 勘oi t aFor es t r yExper i m

ent al Sねt i on

要旨

平成7年度にタ省力的な広葉樹の造成技術をはかろうとする目的で,スギ樹皮を利用した包埋種子の播種筆数1)が

行われたが,発芽率,活着率ともに悪く∴現状の技術レベルでは困難であることがわかったt そこでタ種子の代わり に1¢2年生の苗木を使用して包埋苗を試作しタ平成7年度未に林業試験場の圃場他のスギ林内と裸他に播き,活着 率を調査した.その結果き裸地に比べて照度の低いスギ林内ではタ爆砕樹皮に赤土を混入したもの82%とまずまず の結果を示したがぅ爆砕樹皮のみは57%にとどまった.日当たりの良い裸地では,両者とも25%と低い値を示し た.これは,春先の乾燥と椎草の繁茂により晴着ができなかったと思われる。

そこでユ苗保護材の保水性を向上させるため,スギ樹皮と保水材の配合について検討した結果,スギ樹皮に無機質 系と有機質系を混合した保水材を50%配合したものが,最も良い値を示した.この配合割合でタ 再度包埋苗を試作

し,平成8年度未に林業試験場の圃場他のスギ林内と裸他に播き,現在活着率の調査を行っている.

1.緒言

日田林業地より大量に排出されるスギ樹皮を用いて, 省力的な広葉樹の造成技術をはかろうとする目的でぅ 平 成7年度に,広葉樹の種子をスギ樹皮で保護し,それを 生分解性樹脂で作った不織布(以下,不織布と称す)で 包み,包埋種子として林業試験場の圃場地(スギ林,裸 地)に播種した。

しかしさ 全般的に発芽率が悪く,発芽したものも貧弱 であり現在では全て消滅した‘

そこで本年度研究では,萌芽力の強い貰を選定しク 台 切りした包埋苗を試作し検討を行ったゃ またタ 春先の乾 燥による枯死が多く見られたのでタ 地面に根が活着する までの間,苗保護材申の水分を保持できるようにタ スギ 樹皮と保水材の配合についても検討した曾

2.研究方法 2。1包埋苗の活着試験(Par も1)

1995年春に播種した包埋種子の結果をふまえ,包

壇苗を製造したタ

貰は,萌芽の生育がよいといわれているヤマザタラタ センダン,タブノキ5 イヌエンジュき ユリノキク チャン テンモドキを選定した.このうちヤマザクラ,センダン, タブノキク イヌエンジュはま∼2年生のポット苗で,ユ

リノキ,チャンテンモドキは林業試験場の圃場で育成し た1年生首である.

首保護材には,蒸煮。爆砕処理した(2100C・3

分)スギ樹皮と爆砕したスギ樹皮に赤土を混ぜたものを 使用した.

それぞれの苗を台切りしタ 苗保護材と不織布で包み,

i 996年春に林業試験場内の圃場他のスギ林内と裸他

に播き,活着率の調査をした.

2.2 苗保護材の保水性試験

2,1の試験結果から5裸地に播いた包埋首は春先の乾燥 による枯死が多く見られたので,根が地面に活着するま での間,貰保護材申の水分を保持できるように,スギ樹 皮と保水材の配合について検討した.

2.2.1供試射

吉保護材の基材にタ 爆砕したスギ樹皮とディスクリ ファイナーで磨砕したスギ樹皮(以下夕 生樹皮と称す) を使用しき 含水率を100%に調湿した.

保水材として,市販品A(無機質系),B(無機質系 +有機質系)の2種類を使用した.保水材は,飽水状態 とした.

基材に各保水材を冨ab葛e 瑠に示す配合割合で配合し,

見かけ体積が1リヅトルとした−

またき 比較データとして,地上から約20cmの土を採

(2)

平成8年度 研究報告 大分県産業科学積術センター

をTabl e2に示す.活着の判断は,台切りした苗から萌芽 し,その芽の生。枯死による包

7abl e2 包埋苗の活着状況

単位:(%)

取し,地中の含水率の変化を測定した.

Tabl el 基材と保水材の配合割合(%)

爆砕樹皮 生樹皮

Å 0,10,30,50 0,10タ30,50

B 0,10,30,50

イヌエンシ+ユ 75

100

ユリ ノ キ 67 0

100

2.2.2 実験方法

Tabl el の配合割合で,基材と保水材を配合し不織布 で包み,当センターの花壇に置き,重量測定を行った.

期間は,2/3∼3/4の1ケ月間とし,実験終了後全乾に し,含水率を測定した.

保水材の種類により,同一体積でも飽水状態での最大 水分保持量が違うためタ配合割合によってスタ鵬卜時の 含水率に差が生じる∴統一するために,スタート時の含

水率を100とし,各々の含水率をスタート時の含水率

で割り,保水率として算出した.

2。3 包埋苗の活着試験(Par 七2)

2.2の試験結果から保水性の最も良い配合割合は,爆砕 樹皮に保水材Bを50%配合したものであった。

しかしぅ爆砕樹皮を製造するにはき包埋苗の畳も多くタ また,当センターの設備では,1回の処理能力が低いの で時間がかかるため,その代用として,屋外で暴露処理 をした樹皮を使用した.(以下,暴露樹皮と称す)

暴露樹皮は,市販されているバーク堆肥に使用される ものと同じでありタ 爆砕樹皮と同等の保水性を示す.

(本報告には不明記.)

苗は,タブノキ,ヤマザタラタ イティガシタ ケヤキ, ユリノキを選定した.

吉保護材は,暴露樹皮1リットルに保水材Bを1リッ トル配合したもの(配合率50%)と市販品のバーク堆 肥11ノットルに保水材Bを11ノヅトル配合したもの(配

合率50%),およびコントロ}ルとして暴露樹皮2

リットルの3種類とした.

2.1の試験で使用した生分解性樹脂で作った不織布は, 1年間経過してもタほとんど分解しなかったので,今回 は,綿花で作った不織布を使用し,各々の苗を苗保護材

と不織布で包軌1997年審に林業試験場の圃場他の

スギ林内と裸他に1樹種4本づつ播いた一

3。結果および考察

3。1包埋苗の活着試験(Par 七1)

1996年春に包埋苗を林業試験場の圃場他のスギ林

内と裸他に播きき 7月と9月に活着率の調査をした結果

爆砕樹皮と爆砕樹皮に赤土を混入したものの活着率を 比較してみるとク スギ林内においてはタ爆砕樹皮57% に対し,赤土を混入したものは82%と高い値を示した. 裸地においては,両者とも25%で差は見られなかった。

スギ林内において,赤土を混入したものは,まずまず の結果を得ることができたがタ爆砕樹皮だけでは,やや 物足りない結果となったb 活着できなかったものは,一 度萌芽して枯れたのは僅かであり,7月の時点で萌芽せ ずに枯れたものがほとんどであった。これは,爆砕樹皮 だけではタ根の生長活動が活発になる時期に必要な水分 を保持できなかったのが原因だと思われる.

裸地に播いたものは,イヌエンジュを除けば〉 ほとん どが柁れてしまい,活着をすることができなかった.こ れもき前述の通り水分を保持できなかったことが原因だ と思われる℡

3.2 苗保護材の保水性試験

3。ての結果から裸地のような乾燥しやすい場所でもき根 が地面に活着できるまではタ苗保護材中の水分を保持で きるようにき スギ樹皮に保水材を配合しき保水性の検討 を行った。

その保水性の結果をTabl e3に示す。

爆砕樹皮に保水材Aを配合したものは,配合割合の遠 いによる保水性の差は見られなかった.

同じく爆砕樹皮に保水材Bを配合したものは,配合割 合が多くなるほど保水率も高くなる傾向を示した心

生樹皮に保水材Aを配合したものはき爆砕樹皮に配合 したものより保水率はいずれも低い値を示した1これは, Fうgl からわかるように生樹皮のコントロールはき2/17の 前日に雨が降ったにもかかわらず5保水率はほとんど上

下abl e3 苗保護材の保水率結果

(3)

平成8年度 研究報告 大骨県産業科学後衛センター Tabi e3 苗保護材の保水率結果

単位:(%)

A−10 A−30 A−50 B−10 B−30 B−50 生A−10 生A−30 生」久一50 爆CON 生CON 地 中

2/5 76.5 74.2 75.5 90.7 88.2 90ご7 80.3 79.4 70.4 78.8 82.6 89.1 2/6 63.4 61.1 72.6 76.1 77.6 80.7 68.0 67.8 57.6 64.3 70,3 97.5 2/′ 7 50.9 ・50.0 49.6 ち3.2 67.1 − 70.2 57.1 58.2 47.9 53.8 59.9 馴う.9

2ハ0 48.9 47.1 44.2 59.0 6こう.9 67.6 52.3 54.4 】44.4 52.9 55.3 103。3

2ハ3 27.1 29.8 29.3 37.6 45.6 48.7 36.0 40.5 32.6 3L3 33.7 99.1 2/14 22.4 25.8 26。2 32.3 40,5 45.1 32.0 37.1 29.7 27.1 29.3 9∠i .1

2/17 88.9 52.2 60.6 59.7 77.0 92.1 63.6 82。3 61.0 59.5 31.7 1()4.0

2/18 60.t 44.7 5(〕,6 50.6 61.6 75.1 45.6 65.6 50.3 50.1 26.6 1(〕6.2

2/20 36.0 34.9 37.7 38.5 47.8 61.4 35.7 5(〕.7 39.1 36,5 20.5 96.3

2/’

21 26.3 29.3 32.0 32.4 41.6 54.6 .29・5 43.6 33.9 28.9 17.4 LO

4.4

2/′

24 19,9 19.3 23.0 23.8 34.3 43.6 23.0 34.8 弓 26.3 22.2 ∃17。6 87.2

2/27 92.4 114.0 10t .7 113.0 105.3 127.8 ∃ 89,6 107.9 93.9 132。6 9(〕.1 109.6

2/28 66.0 96.0 89.7 81.0 82.1 108.1 65.1 9L8 80.2 88.0 55.4 川:i .3 3/3 66.4 73.9 69.L 61.8 67.l 87.6 45.8 70.9 56.1 71.8 30,6 93.0

3/4 52.9 62.0 59.2 49.3 56.4 75.2 32,3 61.4 48.4 56.3 22.5 10(〕.2

Not e=A=爆砕樹皮に保水材Aを配合したもの B=爆砕樹皮に保水材Bを配合したもの 生A=生樹皮に保水材Aを配合したもの

爆CON=爆砕樹皮のコントロール 生CON=生樹皮のコントロール 地中=地上から約20cmの部分の土

80

︵至

妙養雄

60

2/3 2/5 2/7 2/13 2/17 時 間(day)

2/20 2/24 2/28

Fi gl 配合率50%における苗保護材の保水率の変化

Legend=A−50爆砕樹皮に保水材Aを50%配合したもの

B−50爆砕樹皮に保水材Bを50%配合したもの 生A−50生樹皮に保水材Aを50ヲ絹己合したもの

爆砕CON=爆砕樹皮のコントロール 生CON=生樹皮のコントロール 地中=地上から約20cmの部分の土

(4)

平成8年度 研究報告 大分県産資料学技術センタ綱

昇していない.他の苗保護材は吸水し上昇しているのが

わかる.

生樹皮と爆砕樹皮のコントロールを比較すると,爆砕 樹皮の方が保水率は高い値を示している.これは,もと

もとスギ樹皮は疎水性であり,爆砕処理することによっ て親水性が増したためだと考えられる。

試験開始から10日間ほど全く雨が降らなかったため, 乾燥が進行しているが芦 地中の水分はひじょうに安定し ており,保水率に差が生じた。

今回使用した2種類の保水材では,保水材Bを爆砕樹 皮に509も酉己合したものが最も良い結果を示した.

しかし,最終目標は,地中の安定した保水性にいかに 近づくかであり,乾燥した日が続いても安定した保水性 をもつ苗保護材の開発が必要である.

3.3 包埋酋の活着試験(Par t 2) 3.2の試験結果から保水材Bを使用した.

1997年3月末に包埋貰を播いたので,活着率の調

査は行っていないが,3.1(Par t l )の試験よりも萌芽して いるものが多いようである。

・エ ・一首言 1996年春に爆砕樹皮と爆砕樹皮に赤土を混入した もので包埋苗を試作し,林業試験場の圃場地のスギ林内 と裸地に播いた結果

(1)スギ林内においては,爆砕樹皮に赤土を混入したも のの方が活着率が良かった。

(2)裸地においては,両者とも活着率は悪くヲ 苗保護材 の保水性の改良が必要とされた。

上記結果をふまえて,スギ樹皮と保水材の配合による 苗保護材の保水性試験を行った結果

(1)爆砕樹皮に無機質系の保水材Aを配合したものは, 配合割合の違いによる保水性の差は見られなかった. (2)爆砕樹皮に無機質系⊥有機質系の保水材Bを配合し

たものは,配合割合が多くなるほど保水率も高くなる 傾向を示した。

参考文献

1)山本幸雄,諌本信義:大分県産業科学技術センター 平成7年度研究報告書,(1995),p28

Tabi e3  苗保護材の保水率結果

参照

関連したドキュメント

Some of the other theorems, which follow from Beurling’s and L p − L q - Morgan’s (Hardy’s and Cowling-Price to be more specific) were proved inde- pendently on Heisenberg groups

Conrey , A note on the fourth power moment of the Riemann zeta function, in Analytic Number Theory, Vol I; Progr.. Gonek , Simple zeros of the Riemann

のようにすべきだと考えていますか。 やっと開通します。長野、太田地区方面  

[r]

[r]

それでは資料 2 ご覧いただきまして、1 の要旨でございます。前回皆様にお集まりいただ きました、昨年 11

18.5グラムのタンパク質、合計326 キロカロリーを含む朝食を摂った 場合は、摂らなかった場合に比べ

[r]